上の子どもの様子が最近おかしい。
1年間の長い長い浪人生活に終止符を打ち、この春から晴れて大学生。
憧れの大学に入り、テニスサークルに入部して、お花見やら、バーベキューやら、先輩の車に乗って、めくるめく、絵に描いたような大学生活。
思い描いていたとおりの大学生活。
を、おくっているはずなのに、どうも変だ。
「マスダさんちの、お嬢ちゃん、なんだかこのごろ変よ ♪」だ。
何だろう、なにがあったんだろう。親の心配は尽きない。
そろーりと聞いてみる。
「最近どう?」
「う~ん」生返事。
いかん! ちょいと状況が悪い。わが子の「う~ん」は、テンション0.5度、0.5ピカ。撃沈寸前。
親と違って、「気ぃ遣いぃ」なので、このテンションの時は、真綿でつつみこむようにフォローしなければならない。
「何か、集中できてる?」と私。
「・・・・・」
おおお、神よ。この沈黙は何を意味するのか。
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とか、なんとか、大げさに表現しているが、親の私にはずーっと前から分かっていた。
「物足りない、空虚感」
恋こがれて大学に入ったけれど、思い描いていた現実とはちょいと違う。
自由な校風の中で、わが子は、方向性を見いだすことができず漂流しているのだ。
もう少し日がたてば、あきらめと同時に、「大学なんて、そんなものよ」と分かるのだが。
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やってみたいことをみつけては、突き進み、壁にぶつかり、跳ね返され、また、挑戦する。
「青春時代が夢なんて、あとから、ほのぼの分かるもの。青春時代の真ん中は、胸に棘挿すことばかり」
わがこよ、大いに悩むがいい。それが青春なんだ。
母は、40をとっくに過ぎても惑ってばかりなんだケドね。

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