オバマ氏、感動の勝利演説。その先にあるものは。

アメリカ大統領選の長い戦いは、オバマ氏圧勝という結果で終結した。

【米大統領選】オバマ氏当選、初の黒人大統領誕生

http://sankei.jp.msn.com/world/america/081105/amr0811051316021-n1.htm

 

途中、接戦が伝えられてもいたが、「金融危機」という危機感のもと、チェンジをかかげるオバマ氏へ民意が一気に加速した。

哀しいかな、英語音痴のマスダには、素晴らしい演説の良さがリアルでは分からない。演説だけで大統領になったとさえいわれるのに。

と、思っていたら、asahi.comに全文が紹介されていた。

「米国に変革が到来」 オバマ氏勝利演説(全文)
http://www.asahi.com/international/update/1106/TKY200811050346.html

うーん、これは泣ける。

すばらしい。

もし、米国ではあらゆることが可能であるということを疑ったり、建国者の夢がまだ生きているのか疑問に思っていたり、米国の民主主義の力を疑ったりする人がいたら、こう言いたい。今夜が答えだと。

 この答えは、(投票するために)全国の学校や教会の周りに行列を作ったこれまでにない数の人々、何時間も待ち続けた人々によって示された。これらは多くの人たちにとって初めてのことだった。今回は違うはずで、自分たちの声が変革になりうると信じていたからだ。

投票をするために多くの人が列を作ってまで、並んだこと。その意味が、今度こそ「自分たちの声が変革になりうると信じていたからだ」にある、という出だし。

その後の演説では、選挙戦を草の根でささえた多くの人たちを具体的に示し、感謝の意を述べていく。

この部分は、選挙戦とか、イベントとかを実際に担ったことのある人なら、胸にぐっとくるシーンだろう。多くの場合、実行委員長とか、事務局長とか、そういう立場の人ばかりが目立ち、称賛されることが多いが、そういう人たちはがんばって当たり前。目立たず、しかし、もっとも泥臭く、実は大切な部分を担う裏方さんこそをほめて評価しなければならないのだ。それができる指導者には、「次もついて行こう」という輪がひろがるものだ。

そこを、オバマ氏が言い切った。
オバマ氏は地域活動家としての経験が豊富だという。
草の根でがんばった支援者たちは、演説を聴いて泣いたことやろうねえ。
その意味では、アメリカが生んだ「市民派大統領」ということになるのかなあ。

ここも泣けた。

「一緒にホワイトハウスに行こう。 」

うんうん、いくよ、一緒に。ってな気になってしまうから不思議。

とはいえ、多くのメディアが指摘しているように、実力は未知数。

実は、歴史的にはアメリカより、一歩先を歩んでいるようにすら思う日本では、このあたりは経験済みなのだ。

つまり、

サブプライムローン崩壊=バブル崩壊、

その後、自治体での改革派知事誕生や、「変わらなきゃ」と変革を訴え、国民の支持を一気に集めた小泉政権の誕生。

ヤングブーム=若けりゃOKの風潮の中で、これまた、全国の自治体で次々と誕生した若手首長。手腕未知数なのにもかかわらず、若さに託した自治。

今のアメリカと、重なりませんか。

その後の日本がどんな道を歩んでいるか、実は、日本人は知っている。混迷、後悔の日々だ。

「市民派大統領」のアキレス腱は、いうまでもなく、「市民」。いえ、オバマ氏の場合だから国民。
国民を敵に回しても、合衆国としてすべき政策をとることができるのか。
国民迎合・人気取り主義に陥ってしまうのか。

ま、私が心配することじゃありませんが。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://officemasuda.com/mt4_2/mt-tb.cgi/327

コメントする

2009年9月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

アーカイブ

Powered by Movable Type 4.22-ja

このブログ記事について

このページは、編集オフィスマスダが2008年11月 6日 09:27に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「今週も眠れない」です。

次のブログ記事は「絵文字機能の追加」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。