今日は久しぶりに、締め切り仕事から解放。ちょいと時間ができたので、明石・大蔵海岸に散歩に出かけた。犬(コーギー)のチップと一緒に。
秋の大蔵海岸は最高に気持ちがいい。
颯爽とジョギングを楽しむ若いカップル、語り合いながらウオーキングをするシニアカップル、パパにサッカーを教えてもらっている子どもたち、芝生でよちよち歩きの赤ちゃん。サビキ釣りでアジを狙う釣り人。岩場のカニをつかまえているファミリー。ぼーっと海を見つめているひとたち。
思い思いの楽しみ方で、休日を過ごしている。
まったりと、幸せな、光景だ。
しんどいことがあると、私は大蔵海岸でジーと海を見つめることにしている。
あんなことも、こんなことも、何もなかったかのように、海はゆったりとしている。
海面はきらきらと美しい。
どこまでもひろくて、この先に世界がつながっているのだと思うと、何と、自分と自分の悩みはちっぽけなのだろうと、すーと肩の力が抜けていく。
「だから、明石には、小説家が育たない」
という話を聞いたことがある。
現にそう言って、明石の町を出て行った有名な作家がいたなあ。だれだったっけ。
確かにねえ。文章を書くというのは、抑圧された感情とか、体験とか、そういう凝縮された満たされぬものから、問題意識を生みだし、文章というかたちで一気に噴出させるもの、だと思いますね。
「まあ、ええやん。そんなこと」
海をみていると、最後にはそう思う。癒されて、すっきりとして、家に帰る。
それでは、文章なんて書けないもんねえ。いかんなあ。

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