ひと夏の経験 素晴らしき高校生たち(5)

7月19日土曜日午後2時。
明日の今頃は、コンサートが開場していることだろう。

この日の打合せは、コンサート会場と同じ、明石市立市民会館の会議室。
本番を前に、実行委員が準備に追われている。
同時開催される写真展のパネルやパンフレットの山に囲まれ、会議室はまるで倉庫。
荷物の間に少しばかりのスペースを作り、最終の打合せが始まった。
が、ヘンリーは、まだ、原稿を書き直している。
高校生たちといえば、昨日、大まかなストーリーが決まったとあって、それまでの雰囲気とは全く違い、時に冗談をかわしながら、リラックスした表情。

4人とも、メモも手にしていない。昨晩遅くまで打合せをした内容を、もうこの日には頭にたたき込んでいた。

ヘンリーと、4人の高校生のリハーサルが始まった。
あとは、話し出しのタイミングとか、アクションとか、細かい打合せを残すのみ、どんどん、進んでいく。

 

CIMG3304.jpgが、ここで、進行上の難点が残っていた。
つまり、通訳をどうするのかという点。
英語をその都度、通訳していたのでは、進行がもったりする。
せっかくの、トークセッションのスピード感が失われてしまう。
さあ、どうするか。
決断は大人たちにゆだねられた。

すでに夕方になっていた。
もう、考えている時間もない。

通訳をいれるか、いれないか。
入れないのであればどうするか。。。

子どもたちとヘンリーが、言葉の壁を感じさせることもなく、英語で組み立ててきたこれまでのストーリー。
今も横で、行われているリハ。

水曜日からの出会いを思い出しながら、
「通訳なしでいきましょう!」と私。
「そうだね」と一同。

「要約をプロジェクターで映し出せばいいでしょう」
「会場のお客さんには、言葉の意味が分からなくても、舞台上でのやりとりについて、雰囲気を感じ取ってもらえればいいんじゃないですか」
「いこう、それでいこう」

レインボースターズの通訳をしてもらっていた梅宮さんが、「わたし、ヘンリーの英文メモを見て、訳をパソコンに打ち込みますよ」とうれしい助け船をだしてくれた。

思えば梅宮さん、私と同じPTA仲間という理由で、強引にこのプロジェクトに引きずり込んでしまったのが、7月に入ってから。
英語がからきしダメな私の代わりに、通訳だけでなく、高校生たちの文章をフォローしてくれたり、帰宅してからも夜中まで、スケジュール調整や文章をまとめ上げてくれたりと、本当に彼女がいなければ、本高校生プロジェクトは成功しなかっただろうと思うし、第一、英語アレルギーの私が、ここまで夢中になれなかっただろうと思う。本当に出会いに感謝している。
しかも、子どもさんもトークセッションに急遽参加してくれ、重要な役割を担ってくれている。

多くの人との出会いで、コンサートも、トークセッションも、いよいよ、明日、本番を迎える。

(次回に続く)

 

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このページは、編集オフィスマスダが2008年7月28日 22:19に書いたブログ記事です。

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