みなさんは、「オストメイト」という言葉を聞いたことがありますか。 大腸や膀胱などの病気治療のため外科手術により、人工肛門や人工膀胱(ストーマ)となった人のことを言うのですが、パウチに貯めた排泄物や、ストーマーを洗わなければならないため、一般のトイレではなく、対応型のトイレが必要になるのです。 一般的に、車いす対応型トイレというのは、私たちもよく知っていますが、「オストメイト」と聞いて、ピンと来る人はまだわずかでしょう。外見上は、分からないと言うことも、理解が深まらない理由かも知れません。
数年前、以前の職場、ミニコミ紙の編集室にその方がこられて、説明を受けるまでは、私も、その一人でした。 その人は、日本オストミー協会兵庫県センターの藤井さん。 数年前に病気が原因で、オストメイトに。 スーツをばりっと着こなした紳士で、外見上は全く分かりません。 初めてうかがう事で、よく理解できなかった私に、丁寧に分かりやすく、現状を教えてくださいました。 その誠実なお人柄以上に、私の心にズンときたのは、明石とその周辺のオストメイト対応型トイレを、実際に歩いて、どこにあるのか、具体的にその施設の、どの場所にあるのかを調べていらっしゃるという一覧の文書を見せていただいたときでした。
自分がこの障害を持って、自分にできることは何かを考え、ほかの人たちが家に閉じこもることなく、安心して外出できる手助けをしたいと歩いて調べている、そのことを知ったとき、私も少しでもお手伝いができたらと思ったものでした。 早速、当時のミニコミあかしのホームページにオストメイト情報ページを作成し、藤井さんが調べておられた一覧表を掲載。ミニコミ紙でも、情報提供をとよびかけました。webでは、「オストメイト」と検索すれば、ミニコミのwebページがトップに表示されるほど、多くの方に見ていただいていたようです、
その後、私は退職し、webページも閉鎖。何が、心残りかと言えば、「オストメイト」情報を閲覧できない状態になっていたことでした。 本日、藤井さんから嬉しいメールを頂きました。 この度、明石高専大塚研究室の生徒さんが作っているUD あかし・みんなのトイレ http://udakashi.web.fc2.com/#
に掲載してもらいましたので、お知らせいたします。というもの。 さらに、
私が調べたものだけでも県内320ヵ所に達し、今まではどこへ出掛けるのにも装具を入れたバッグが手放せませんでしたが、明石市内へ出掛けるときには手ぶらで外出しています。 と。すごいと思いませんか。 こういう、普通の市民の方の行動と、それを支える若者。 明石って、いい町ですね。 年末に、温かい気持ちになりました。

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