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昨日、12月7日(金)に、加古川市民会館にて、平成19年度兵庫県高等学校PTA連合会研究大会があり、
弁護士の住田裕子氏による記念講演「自立の心を育む親の役割、家庭の役割が行われました。
私が書き留めたメモを掲載します。
楽屋ネタ的な内容はほとんどなく、とても参考になる講演会でした。
私も、しごとがら、すでに300を超える講演会を聞いていますが、過去最高級の内容だったと思います。
(各項目の名称は、増田がつけました)
<PROFILE>
兵庫県立加古川東高等学校、東京大学法学部を卒業。東京・大阪等各地の地方検察庁検事、法務省民事局付検事、司法研修所教官、法務大臣秘書官事務取扱などを経て1996年3月31日に法務省訟務局付検事を最後に退官、同年弁護士となった。
退官後は「行列のできる法律相談所」などのテレビ番組に出演する一方で、女性を中心とした不当差別・ハラスメント問題や、男女共同参画など積極的に取り組んでいる。
1.導入:自分が歩んできた道をふりかえり
S44 大学紛争 東大入試中止
S45 入学
民間企業では、一生仕事をする女性なんていらないといわれた時代に、一生仕事をしていくためには公務員という選択が唯一。大学紛争の後で、権力の側の仕事ということで地検は不人気だった、だから採用されたのだろう。
社会で必要な仕事と、人気のある仕事とは、リンクしていない。
日本で強みを発揮している企業は、BtoB、ものづくりの会社なのである。
大きな転機。
1976年から10年間の国際婦人年。性差別撤廃。
男女平等が開発発展。平和が訪れる。眠っている半分の力、女性の力を引き出すことで平和が訪れるという考え方。
※【国際婦人年/国連婦人の十年】 International Women's Year / United National Decade for Women
1972年第27回国連総会において、性差別撤廃に世界的規模の行動でとりくむために、 1975年を「国際婦人年」とすることを決議。1975年メキシコにおいて「国際婦人年世界会議」開催。メキシコ宣言と世界行動計画を採択。
同年12月の国連総会において、1976年から1985年の10年間を、国際婦人年の「平等・発展・平和」の理念、及び世界行動計画の目標達成のため、「国連婦人の十年」と定めた。
これを転機として、法務省へ。
抜擢人事。エリート人事。その後は、常に、「女性初の」の人事。
人生はある日突然、流れが変わる。やりたくないことをやらされるものだ。人生の中でなにをやらされるか分からない。
できないことに挑戦しておけ。回り道も悪くない。
最後は人柄。人とのネットワーク。
公共性を維持できるか。つまり、世間的な常識を守る=コンプライアンス。人からの信頼が最後の決め手である。
誠実に生きること=成功する秘訣。
人のため、社会のための仕事を。
天の神が見ている。
2.多様性の社会、絶対に変わってはいけないものがある。
「家庭の力」で規範教育を。
テレビ番組「行列のできる~」にふれて、支持されている理由の一つに、「多様な意見があることをしめしているところ」であろうと紹介。
いろいろな意見があり、少数意見を尊重する、認め合うことが必要。
人は一人では生きていけない。
社会は人と人がつながりあってできている。
人や人とのつながりを尊重できる社会こそ、発展。
自分さえ良ければ・・という考え方が、いじめ、暴力、殺人へ。
「なぜ人を殺してはいけないのですか」という問いがあった。
『国家の品格』の著者、藤原正彦さんは、「論理ではない」と結論づけている。
つまり、これを認めてはこの社会は成立しない。社会の一人としていきていくためには、規範意識が必要。
最低限、社会で生きていくために、変わってはいけないもの。それが、規範意識。
これを培うのは、「家庭教育。」
あたりまえのごとく、論理ではなく、一人で生きていくのならいいけど、社会で生きていくのならば、守るべきものと、家庭の中で教えて行かなくてはならないもの。「家庭の力」で規範教育を。
人間には、IQ+αが必要。
+αとは、EQ(Emotional Intelligence Quotient)
熱意、意欲、我慢、時勢、謙虚など。聞く姿勢、学ぶ力。
少年犯罪を見てきた経験から、キレル子どもたちは、それを親から見て学ぶ。
感情を押さえることができない。暴力に訴える。ストレス耐性(ストレスに対する抵抗力)が低い。
もっと、挫折を知ること。挫折の前に親が、回避の道を用意してしまっているのではないか。
コミュニケーション能力。
人の話を聞いて、その話に対して、応える能力。=社会性
多くの人との交わり、つながり、その人達から多くのことを学ぶ。=EQをそだてる。
少年犯罪の子どもたちは、受信対応能力がないといわれる。
人の痛み、人の気持ちが分かることを共感性というが、対人関係能力の欠如。
人の痛みをいたみと思わない。
共感性が備わっていることがすなわち、教養である。
人の気持ちや痛みを感じる共感性。
ひとのつながりや、家庭の中で、日々、つちかわれるもの。
以上です。

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